JBMA Newsletter No. 20 2014(平成26)年8月18日(月)
第5回西日本地区研究会のご案内(第1信)
第5回西日本地区研究会を下記のとおり開催いたしますので、ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。
 
日 時 平成26(2014)年12月6日(土)午後
会 場 神戸学院大学
発表者   3名を公募しますので、発表希望者は次々頁の発表申込書に記入してお申込みください。
(応募締切:平成26(2014)年9月30日(火))
     
講演者   河本博隆氏(全国石油商業組合連合会 副会長・専務理事)(予定)
参加費 1,000円(正・準会員) 2,000円(一般(非会員)) 情報交換会費:3,000~4,000円
準備委員長 井上善博氏(神戸学院大学 経済学部 准教授)
     
 
平成26(2014)年度 総会・第5回全国大会のご報告
平成26(2014)年7月12日(土)千葉大学(西千葉キャンパス)にて65 名(会員(事務局含む) 30名、関係者 3名、運営補助学生 5名、参加学生 26名、講演者 1名)が参加して開催された。3名の研究報告の後、濱口敏行氏( ヒゲタ醤油㈱ 代表取締役社長)の特別講演があり、いずれも大会テーマ「グローバル時代に挑む中小企業のイノベーション」にふさわしい有意義な内容で好評であった。特に、開催校である千葉大学の学生が30名余も参加され盛大であった。終了後、西千葉駅近くのお店で情報交換会が開催され、31名が参加して和やかに情報交換がなされた。
学会誌『経営管理研究』第5号の原稿募集について
学会誌『経営管理研究』第5号への応募原稿を次のとおり募集いたします。応募希望の会員は、下欄の原稿募集要項に従って原稿を執筆し、本学会事務局までご提出下さい。
学会誌編集委員会   
学会誌『経営管理研究』第5号の原稿募集要項
1 学会誌名称 『経営管理研究』(The Journal of Business Management)とする。
2 応募資格 原則として日本経営管理学会の会員でなければならない。
3 使用言語 原稿執筆で使用する言語は、日本語または英語とする。
なお、日本語で執筆する場合は英文のタイトル、英語で執筆する場合は日本語のタイトルを併記すること。
4 応募要件 原稿は査読付論文と一般論文を募集する。いずれの場合にも同一人による執筆原稿の応募は、単独論文(単著)に限り原則として機関誌発行毎に論文1件とする。
5 査読論文 査読付論文を希望する執筆者は、左上に査読付論文と明記すること。
6 掲載不可 学会誌の発行に係る諸事情により原稿掲載が不可もしくは困難な場合には、原稿の掲載を制限することがある。
7 原稿枚数 原稿の字数は、論文の種別によりそれぞれ次のとおりとする。
(1)査読付論文並びに研究論文については、400字詰め原稿用紙換算で図表を含めて25枚(10,000字)までとする。
(2)研究ノート等については、400字詰め原稿用紙換算で図表を含めて20枚(8,000字)までとする。
8 原稿校正 原稿は完全原稿で提出し、執筆者本人の校正は2回までとする。
9 配付部数 掲載原稿の執筆者には、発行された学会誌2冊を配付する。
ただし、執筆論文の抜刷り希望の場合は実費とする。
10 提出期限 2015年2月28日(土)必着とする。ただし、査読付論文の提出期限は2015年1月31日(土)とする。
11 提出方法 応募原稿の提出は、ワードプロセッサーによる横書き原稿で作成し、ハードコピー一部と電子媒体(FD、USBメモリー、CD-R等)一枚を送付するものとする。
ただし、Eメールに添付する方法で提出することも認める。
なお、送付に際しては、学会誌への応募原稿であることを封筒表面に朱記すること。
12 発行予定日 2015年7月1日
13 問合せ先 原稿の応募に関する問い合わせは、学会事務局を通じて学会誌編集委員会宛にお願いいたします。
学会事務局 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-5 市ヶ谷法曹ビル607 号
(社)日本経営管理協会内
E-mail:honbu09@jima.org
TEL 03-3261-1145   FAX 03-3261-3315
 
   
文献紹介
入山章栄『世界の経営学者はいま何を考えているのか』英治出版、2012年
千葉大学法政経学部准教授 小川真実
 
グローバル化の波は社会科学の知の形成にも押し寄せている。その洗礼の嵐は経済学を越え、経営学にも押し寄せてきている。共通の理論基盤、共通の分析手法、そして英語という共通言語を用いて、経営学者はその研究成果を国際的に上位の学術誌への掲載をめざす。本書は、アメリカで活躍する新進気鋭の日本人経営学者が語る世界の経営学研究のフロンティアを解説する。もちろん、本書は経営学の基礎的な概念や理論の解説を展開する教科書ではない。経営学のフロンティアの研究のなかから、主要なトピックスをエッセーのように紹介する手法をとっている。

第一部(第1章から第3章)では、国際的に標準的な経営学の実像とその背景が解説されている。世界の経営学研究は社会科学をめざす発展途上の分野として語られている。それは科学を標榜するため、企業経営の現象や法則を理論分析と実証分析を通じて検証するという共通の基盤が形成されつつある。理論分析は仮説構築のための分析であり、現象の内容や現象間の因果関係に関する原理を理論的に説明する。また、実証分析は仮説検証のための分析であり、理論分析による仮説を統計的に検証することで普遍性や一般性を模索する。このように、世界の経営学研究では理論分析と実証分析を両輪とする仮説演繹型の研究を進め、科学的な知見の探究に取り組んでいる。

第二部(第4章から第15章)では、世界の経営学のフロンティアが順次紹介されていく。まず基本的な分野として、企業間の競合関係を分析する「経営戦略論」、企業間の協調関係や組織構造のあり方などを分析する「マクロ組織論」を取り上げる。次に、これらの分野を横断する分野として、多国籍企業を研究する「国際経営論」、ベンチャー企業や起業家を研究する「アントレプレナーシップ論」、イノベーションや製品開発を分析する「技術経営論」に関する最先端のトピックスを解説する。

第三部では、科学的な経営学研究の意義が問いかけられている。急速に科学性を追求してきたがゆえに、その反動が噴出し解決策が試行錯誤されている。理論研究への偏重が理論の乱立化を引き起こすと同時に、重要な事実法則の発見が軽視されてきた。こうした問題に対し、堅固な実証研究に裏付けられた「定型化された事実法則」の地道な積み重ねが求められる。平均に基づく統計手法が特異な競争優位を構築した企業を分析できる可能性が厳しいという問題も、ベイズ統計などの新たな統計手法の開発によって、その解決が試みられている。

このように世界中の学者が経営学の知のフロンティアを開拓すべく、日々精進しているのである。10年後には標準的な経営学も一変している可能性がある。その未来予想図を楽しみにする喜びを示唆して、本書の推薦の辞を結びたく存じます。是非とも一読のほど。
 
 
   
 
 
随 想
この学会の真髄が感得できた「第5回東日本地区研究会」
金城学院大学非常勤講師 梁瀬和男
 去る5月17日(土)午後、当学会の「第5回東日本地区研究会」が神奈川大学(横浜キャンパス)で開催され、地区研究会にもかかわらず30名を超える大勢の会員が参加されました。今回も私が稚拙な司会をやらせていただきましたが、(大変失礼ですが私にとって)当学会の創立後5年目にして初めて当学会の真髄が感じ取れた感動的な研究会でした。

会長、副会長の両先生をはじめ会員の皆様に「けしからん!」「不届きだ!」とお叱りを受けるのを承知の上で、私の感想を正直に述べさせていただきます。

 私の専門領域は「広告法規」です。数十年前から今も所属している学会は日本広告学会と著作権法学会です。会計学や財政学などとは全くの門外漢で、失礼ですがほとんど興味もありませんでした。その私が何故この学会に入会しているのか。当学会が創立される半年ほど前に、20年も前からお世話になっている藤江俊彦先生から「梁瀬さん、近いうちに新しい学会を創ることになったんですよ。手伝ってくれませんか。」と声をかけていただきました。もちろん、若杉明先生を会長とする当学会の設立の趣旨や将来のビジョンなども説明していただきました。大変失礼ですが、若杉大先生のお名前もよく存じ上げませんでしたし、学会の内容にもあまり興味がわきませんでした。

唯一つ、「・・・単一の専門分野だけによる研究・開発だけではなく、経営学、会計学、ファイナンス、企業法、租税法、経済学等々、相互にその使命の達成に深いかかわりをもつ諸社会科学を行動半径におさめ・・・」、「・・・種々の専門分野のものが協力し合って解決に当たることにより、より良い結果が求められる・・・」という趣旨には強く心を惹かれましたが、「果たして、こんなかっこいいことが出来るのか」と半信半疑でした。

 その「半信半疑」が先日の「第5回東日本地区研究会」でものの見事に消し飛んで、この鈍感な私にも「この学会の真髄」がはっきりと姿を現してくれました。

 まず、最初の報告、大田博樹先生の「統合報告書記載情報の有用性とその監査」。タイトルを見て「統合報告書とはいったい何ぞや」と思っておりましたが、私が愛知学泉大学でゼミ生に必読を勧め.一緒に精読してきた各企業の「CSR報告書」が「CSV」となり、これからは「統合報告書」へと進化していくというお話でした。財務情報と非財務情報(CSR報告書)を統合させて、中長期的な企業価値の最大化を目指す統合報告書は投資家筋はもちろんのこと当該企業の従業員や一般消費者にとっても信頼度の高い貴重な報告書であるというご説明に大きな感銘を受けました。

 2番目の報告、佐久間潔先生の「ウインタースポーツ(スキー)と経営管理」は危機管理の視点からみたスポーツマーケティングの新しい方向性を示唆された内容で、私のようなマーケティング関係者にとっては親近感のある興味深いお話でした。

 最後の報告、小川真実先生の「会計規制研究の学際性と統合の可能性について」。正直なところ、私の理解を超えた専門性の高い内容でしたが、説明後の質疑応答は圧巻でした。レベルの高いテーマについて、若き会計学者が臆することなく自説を主張し、ベテランの会計学者・照屋行雄先生が鋭いご意見と質問をされた。それに対して報告者は、「このような次元の高いご質問に私ごときがお答えするのは僭越であり、ここはひとつ・・・」とさりげなく遠慮され、我が国の会計学の大御所であられる若杉明先生がご丁寧に説明されました。これこそ「学会の研究報告の真髄なり」。私は司会をしながら胸が震えるほどの感動を覚えました。

 当研究会のハイライトは、小渕昌夫先生の特別講演「中小・中堅企業の経営戦略と危機管理」。
あの一世を風靡した「プリントゴッコ」ヤ「リソグラフ」を大ヒット商品にし、今でこそ当たり前の「銀行口座振替の入金方法」を民間で初めて導入された事例など、すべて自らの経験をベースに仮説・検証された中小企業の経営戦略と危機管理の一体論は受講者に瞬きする余裕も与えないほどの迫力でした。「良く喋る易しいおじいちゃん」という印象でしたが、翌日、A4・3枚の講演資料を熟読して唖然としました。その内容は、1冊の書籍に匹敵するほど充実した玉稿でした。その驚きと感動は言葉を絶するものです。ご関心のある方は学会事務局へお願いしてコピーをいただき、ご一読されることをお薦めいたします。偶然、私と同じ昭和12年生まれのおじいちゃんですが、正直なところ、「とてもかなわない!自分もまだまだこれからだな」と励まされました。

 失礼を顧みず、ゴタゴタと書き連ねましたが、若杉会長が目指しておられる当学会の高邁な理想像が私にもやっと見えてきました。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。また、この学会にお誘いいただいた藤江先生にあらためて感謝申し上げます。
住所、勤務先、電話番号、電子メールアドレス等の変更連絡のお願い
ご自宅住所、勤務先、電話や携帯番号、電子メールアドレスなどが変更になった方は、「変更届」にご記入のうえ学会事務局あてFAXもしくは電子メールにてご一報くださるようお願い致します。
「JBMA Newsletter」への寄稿のお願い
会員の皆様に、「JBMA Newsletter」への随想や書評などの寄稿をお願いいたします。
内 容 随想や書評など(テーマは自由) 
字 数 半頁相当(約1000字)
期 限 次号「JBMA Newsletter №.21」の原稿は、9月30日(火)までに事務局へメールで送信してください。
「第26回 経営管理黒澤賞論文」募集のご案内
 
会員の皆様も、ぜひご応募くださいますようご案内申し上げます。  
 
   
 
 
詳しくは、(社)日本経営管理学会事務局へお問い合わせください。
TEL 03-3261-1145    FAX 03-3261-3315
E-Mail  honbu09@jima.org