JBMA Newsletter No 1 2010(平成22)年3月1日(月)
一般社団法人 日本経営管理学会の設立総会が開催されました
2009(平成21)年12月19日(土)午後2時から東京・神田三崎町のレック大学会計大学院で、一般社団法人 日本経営管理学会の設立総会が開催されました。当日現在の会員48名のうち、東京都、神奈川県、愛知県などから29名が出席し、次のような式次第でとり行われ、厳粛な雰囲気の中で終了致しました。
<式次第>
開会の辞 運営理事 濱本道正
設立のご挨拶 会  長 若杉 明
設立の経過報告 副会長  藤江俊彦
祝辞 日本経営管理協会 理事長 諏訪部栄亮
記念講演 『アカウンタビリティー概念の変遷』
横浜国立大学名誉教授 経済学博士 若杉 明
閉会の辞 運営理事 照屋行雄
なお、総会終了後、同じ場所で、ほぼ全員が参加してなごやかな雰囲気の中で情報交換会が行われ、学会への期待を大いに語りあうことができました。
(情報交換会後の記念撮影)
当日は暮れの多忙な時期でもあり出席できなかった会員もかなりおられましたので、設立総会の模様を詳しくご報告申し上げます。
「開会の辞」 濱本道正運営理事
「当学会の運営理事を仰せつかりました濱本道正でございます。横浜国立大学で会計学の教員を務めております。昨日までの寒波襲来から一転して、本日は抜けるような青空と暖かい陽気に恵まれました。天も私どもの学会の船出を祝ってくれていると思うと勇気が湧いてきます。ご列席の会員の皆様には、年の瀬のお忙しい中にもかかわらずご参集いただきましたこと、厚くお礼申しあげます。学会活動が無事軌道に乗り、社会にいささかなりとも貢献できますことを祈念し、ここに日本経営管理学会設立総会の開会を宣言します。」
「設立のご挨拶」 若杉明会長
「このたび日本経営管理学会の設立にあたり、本日ここに設立総会を開く運びとなったことを会員の皆様とともに心からお祝いしたいと思います。類似の学会はすでに種々存在しますが、われわれは独自に理念をもって、その社会的責任を重視し、社会的貢献を使命とする企業の発展と市民の福祉の増進を志向して、経営学、会計学、税法、企業法等々経営諸科学の研究、開発に取り組んでゆくことを決意して今日の設立総会を迎えることとなりました。われわれ本学会員は、大学の教員、経営コンサルタント、職業会計人、これらの業務につくために勉学中の大学院生、その他各界の有志から構成されております。本学会はこれら同行の士が調査、研究その他の活動にあたって相互に交流し、協議する場を提供するものであります。
当学会は日本経営管理協会を協力団体とし、一体となって目的を遂行してゆきたいと思います。例えば、協会員が経営コンサルタント業務を遂行するさいに直面した諸問題を、学会が受けて研究の対象とし、その成果を有効に利用するとか、協会の蓄積したノウハウや情報を学会が学問的に体系化するとか、両団体は協力し合って、相互に発展していきたいと考えております。
われわれはこれから学会の規約に明記してありますように、多角的に事業を展開してゆくつもりでおります。会員の皆様におかれましては、本日より互いに協力し合って本学会を育て、学会の活動を通じてわれわれ自身の成長に役立てていこうではありませんか。」
「設立の経過報告」 藤江俊彦副会長
「当学会は一般社団法人日本経営管理協会を母体として設立されました。若杉明協会会長の学会設立への発意を汲み、藤江俊彦協会副理事長が2009(平成21)年7月4日(土)の協会理事会に諮り、協力の承諾を得て進められました。
8月1日(土)若杉明会長が協会理事会に出席、一般社団法人にすることや、定款作成のための内容を協議。設立時社員、理事、監事など協会理事の中から決め、全員承諾。定款作成は土田勤協会副理事長が引受け、8月11日(火)再度関係者が集合して定款承認、申請書類作成等の手続きを進め、所轄官庁へ申請。8月19日登記承認完了。
9月7日(日)実際の学会運営をする第一回運営理事会開催。若杉会長、藤江副会長の他、濱本道正、照屋行雄、梁瀬和男運営理事が出席、趣旨確認、詳細な経過報告のあと、各運営理事の役割分担を決めました。事務調整全般が藤江副会長、組織は全員、財務は照屋運営理事、広報は梁瀬運営理事。諸費用は当分協会が立て替え、電子メールのアドレスも協会のものを使用させてもらうこととしました。
10月3日(土)、11月21日(土)と第二、第三回の運営理事会が開催され、設立年の2009(平成21)年12月19日(土)に設立総会をレック大学会計大学院で開催すること、2010(平成22)年度事業として、大会を2010(平成22)年7月3日(土)神奈川大学、研究会を東京で5月22日(土)千葉商科大学で開催することを決定し、本日の設立総会の開催に至りました。」
「祝辞」 一般社団法人日本経営管理協会 諏訪部栄亮理事長
「一般社団法人日本経営管理学会の設立総会にあたり衷心よりお祝い申し上げます。
今は世界時代であるといえます。グロ−バルに大きく変化する時代です。一国の問題もまた企業や地域社会の問題も、世界の動向を無視して決定する事は出来なくなりました。
政治や経済が大きく変化し、資源や新しいエネルギー、環境問題、食と安心、情報化、生命や医療・介護、農業など全ての分野で新しいグローバル競争が進んでいます。正に“新産業革命の時代”であるとも言えます。大きく変化する時代では、従来の方法や改善だけでは存続が出来なくなりました。又企業規模の大小も関係がなくなりました。そして右肩上がりの時代も終焉となりました。新しい時代への対応はグローカルな理論構築と戦略的実践力との相乗効果が大きな力を生み出します。正に日本経営管理学会の設立と日本経営管理協会の連携は車の両輪として、新しい企業や地域社会への“存続と繁栄”へ大きく貢献出来るものと期待しております。
 “変化はチャンス”、お互いの持つ英知と戦略的実践力で産業界や学会、更に国際社会へ
も貢献できる連携団体になる事を願っております。」
「記念講演」 『アカウンタビリティー概念の変遷』
横浜国立大学名誉教授 経済学博士 若杉 明
<レジュメ>
1. はじめに
敗戦から今日にいたる60余年間における、企業とこれをめぐる社会環境との関係の発展を、アカウンタビリテイーのコンセプトを用いて考察し、戦後の企業史研究の一端としたい。企業の本質観および二分法を援用して展開する。
2. 企業の本質観
人的構成要素に着目し、企業を株主、債権者、経営者、従業員、消費者・得意先、仕入先、コミュニテイー、国・地方自治体等の参加者の集団ととらえる。
ここに参加とは、企業の経営、業務執行などに限らず、それぞれの立場において、企業の存立、成長のためになんらかの貢献をすることをいう。貢献に対して企業は、それぞれの参加者に反対給付を与える。
3. 企業のアカウンタビリテイーの概念
参加者が企業にそれぞれの立場に応じた便益(benefit)を提供することに対して、企業が負う責務。参加者は企業に対して請求権(claim)をもつ。
4. 企業のアカウンタビリテイーと社会環境との関係の推移
(1) 企業は誰のものか
(2) 経営態様
(3) 企業内容開示の対象
(4) 財務諸表作成の方向性
(5) 企業行動の動機
(6) 経営倫理、職業倫理
(7) 法令順守
(8) 株主代表訴訟制度
5. おわりに
(1) 発展を動かす力
高度経済成長 グロバリゼイション 個人の尊重 経済競争の激化
(2) きびしい被害と闘いの結果として、アカウンタビリテイーの対象の拡大と参加者のうける反対給付の質の向上をみた
「閉会の辞」 照屋行雄運営理事
「運営理事を拝命致しました神奈川大学の照屋でございます。
 
去る8月の一般社団法人の法的登記に引き続き、本日の設立総会で新学会「日本経営管理学会」が、ここに名実ともに誕生いたしました。誠におめでとうございます。設立発起から短期間のうちに本学会設立が実現いたしましたのは、多くの関係者のご協力・ご支援のお陰でありますが、とりわけ若杉会長並びに藤江副会長のご尽力が与って大きく、心より感謝申し上げます。また、法人登記でご苦労をおかけした日本経営管理協会副理事長の土田先生や、学会事務局をお引き受け頂いた日本経営管理協会の諏訪部理事長他の関係者には改めて厚くお礼を申し上げる次第です。
本日の設立総会をスタートとして、いよいよ本格的に学会活動が展開されることになります。活動内容は、年1回の全国大会と数回の部会報告が中心となりますが、各種の研究会やワークショップの開催、学会誌や学会ニュース・リリースの発行などが計画されております。2010(平成22)年度の第1回会員総会並びに全国発表大会は、7月3日(土)に神奈川大学横浜キャンパスで開催されることが決定しております。本学会は、既存の学会が対応できていない独自の研究領域の発見・開発を行い、真摯な研究成果の活用・公表によって、斯界の進歩と社会の発展に貢献するべく努めなければなりません。会員並びに関係者の皆様には、学会の発展のため積極的な参加・協力をお願いいたします。
さて、本学会は、本日の設立趣旨にありますように、営利企業・非営利企業を問わず新時代の「経営管理」のあり方を求めて、理論的・実証的に研究することによって学術的可能性を探ることにその基本的課題がありますが、それに加えて本日の設立総会を通じて、本学会が独自の理念で取り組まなければならない課題が少なくとも3点明らかになったように思います。すなわち、第一には、CSRの遂行を強く意識した企業社会のあり方を探求すること、第二には、生活者たる市民の福祉向上を志向した経営諸科学の開発を目指すこと、および第三には、企業のアカウンタビリティーの視点から企業と社会環境との関係を究明すること、の3点に要約することができます。
最後になりますが、本日は、本学会の設立総会を開催するに当たり、多数の皆様にお集まりいただき改めてお礼申し上げます。日本経営管理協会の諏訪部理事長からは、学会設立のお祝いとご期待のご挨拶を賜りました。有り難うございました。また、若杉会長には、学会設立を記念して多くの示唆に富むご講演を頂戴いたしました。ご学恩に感謝いたします。会場の皆様には、最後まで長時間にわたり、熱心かつ期待をこめてご参加くださいまして、心からお礼を申し上げます。以上をもちまして、本日の学会設立総会を閉会致します。」
なお、日本経営管理協会のご協力により、設立総会の模様を日本経営管理協会のホームページで「ライブ映像」をご覧いただけます。閲覧方法は次の通りですので、ぜひご覧ください。
手順―1: 日本経営管理協会のホームページ(http://.jima.org/)にアクセスします。
手順―2: 左MENUの「協会の活動紹介」をクリックします。
手順―3: 日本経営管理学会をクリックします。
手順―4: 「日本経営管理学会 設立総会」をクリックします。
手順―5: 以下のユーザー名(ID)、パスワード(PW)を入力します。(半角英数字) 
ユーザー名(ID)  : 1234567890
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詳しくは、(社)日本経営管理協会事務局へお問い合わせください。
TEL 03-3261-1145    FAX 03-3261-3315
E-Mail  honbu09@jima.org